アニメ『ハイスコアガール』第2話(後編)まとめ

アニメ『ハイスコアガール』第2話(後編)まとめ
ハイスコアガール

出典:TVアニメ『ハイスコアガール』公式サイト http://hi-score-girl.com/

前編に戻る

ROUND2(後編)

都市伝説

一学期の終業式の帰り道、大野は浮かない顔をして溜息をつく。
放課後ゲームセンターに出向いていることが、大野家指南役を勤める業田萌美(ごうだもえみ)にバレてしまい、夏休みの間中みっちりしごかれる予告をされていたのだ。

「夏休みの間、ありとあらゆる教養をみっちりじっくり深めさせていただきます、終業式が終わった瞬間から地獄だと思いなさい!」

ハイスコアガール

出典:TVアニメ『ハイスコアガール』公式サイト http://hi-score-girl.com/

その頃、春雄は駄菓子屋「戸塚商店」の店先で、前面に大きく「童貞」と書かれたTシャツを着たメガネ兄ちゃんから、近場にストII対戦のメッカと言われている「10円ゲーセン」が存在するという都市伝説を聞いていた。

「おばちゃん!自転車貸してくれぇ!」

「1ばっかりの通知表じゃ帰るに帰れねぇ、現実逃避のため行くっきゃねぇぜ!」
と、もっともらしい理由を付けて自転車に跨り出発しようとした瞬間、背中に何かがぶつかった。
タイミング良く、後ろの荷台に大野が座り込んできたのだ。

ハイスコアガール

出典:TVアニメ『ハイスコアガール』公式サイト http://hi-score-girl.com/

「まさかお前も都市伝説の真相を知りたいって腹か?」
春雄と大野の2人は戸塚商店にランドセルを置かせてもらい、都市伝説解明のために10円ゲーセンを求めて出発するのであった。

「お前もいっぱしのアーケードゲーマーだからな、一緒に遠征だ」
春雄の後ろで大野は、萌美先生から教わっている数々の習い事をしばしの間忘れようと、そっと目を閉じる。
蝉鳴く林を抜けて、多摩川の河川敷を自転車で駆け抜ける2人。
「ウンともスンとも言わねぇでオレにチャリこがせてからに、純度の高いお嬢様だぜ」
「デュクシッ!」
自転車運転中もお構いなく頭突きをかます大野であった。

がしゃどくろ

戸塚商店にいた兄ちゃんからの情報通り、多摩川を上流に向かって3駅ほど行った銭湯の近くに噂のゲームセンターはあった。

ゲームセンター「がしゃどくろ」

店の壁には名前に引けを取らないほどのおどろおどろしい骸骨のペイントが施され、その横には地下へと続く階段。
怖がりの大野は春雄の二の腕を思いっきり掴み、後ろを付いていく。
入り口のドアには「オール10円」と手書きで書かれた紙がガムテープで止められている。
怪しさ全開のドアを開けて店内に入った瞬間、

「ぐっ、カビくせぇ」

ハイスコアガール

出典:TVアニメ『ハイスコアガール』公式サイト http://hi-score-girl.com/

春雄と大野以外に客はいない。
「ストIIの猛者が集うという話は?」

入り口のすぐ近くに置かれた、押す強さで攻撃力が変化するデカボタンを搭載した「元祖ストリートファイター」を発見し、並んで対戦プレイを始めた。
「台パンがプレイの基本とされる嘘みたいな筐体だ」
春雄は解説しながらデカボタンを殴る。

一時代を築いた歴代のテーブル筐体ゲームがズラリと並んでいる。
このゲームセンター、まるで時が止まっているようだ。

スペースハリアー

出典:TVアニメ『ハイスコアガール』公式サイト http://hi-score-girl.com/

大野は、クレーンゲームをしている春雄の肩を指でツンツンして呼んだ。
ギブアップ、もう外に出たいようだ。

外に出ながら、春雄は言った。
「オール10円で良いけど、陰気臭くて苦労してまで来る所じゃないかもな」

帰るために自転車の鍵を取り出そうと、ズボンのポッケに手を入れる春雄だったが、遊んでいる時に落としてしまったようだ。

「ちょっと下まで取ぉりぃ…」

自転車の鍵を店内に探しに戻ろうと振り向くと、つい先程確かに通った地下へと続く階段の入り口にはシャッターが降ろされ、寂れた外観に「テナント募集」の貼り紙が貼られている。

「え?どゆこと?さっきまでのゲーセンは?」

突然ひょっこり出て来たハゲおじさんが言うには、経営に失敗した店主が1987年に夜逃げし、そしてこの世からもいなくなってしまったとのこと。
恐怖で震えながら、猫パンチで何度も春雄を殴る大野であった。

夕焼けの帰り道

自転車に乗れなくなってしまった春雄たちは、夕焼け色に赤く滲んだ河川敷をトボトボと歩いている。
恐怖体験を思い出し、涙ぐみながらも春雄の背中を殴る大野。

「くぅうぅ~ん!」
お昼から何も食べていない春雄のお腹は、可愛らしい音を立ててアピールしてくる。

河川敷下の道路を挟んだ向かい側に「精肉のヨコヤマ」を発見。
「ちょっと待ってな」
大野を残して春雄は降りて行き、大きなメンチカツを両手に携えて戻って来た。

「見よ!このジューシーなビッグメンチカツを!空腹時に食えば一生忘れることのできない味になろうよ!」
夕日に向かい河川敷の端に座り込んでメンチカツを食べる2人。
大野の瞳からは、先程の恐怖から来るものとは違った涙が溢れ、沈みゆく太陽が2人の影を長く伸ばす。

「さて、家まではまだあるなぁ」
お尻のポッケに食べ終わった紙袋を潜り込ませ、出発しようとする春雄だったが、大野は立たずに靴を脱ぎ、かかとをさすっている。
「靴ずれ?」
長距離を歩くには不向きな硬そうな革靴を履いていたからだ。

「仕方ねぇなぁ、オレの靴で良かったら履けよ」

大野の心が揺れ動いた瞬間であった。

「おぶるのは無理だぜ、重そうだし」
本音か冗談か、春雄はからかった。

支え

日が落ち、空が暗くなり始めている。
「オレん家はともかく、大野の家はかなり心配してるだろうな、早く帰らねぇと」

「おじょおさまぁ~、どこですかぁ~!」

じいやが猛スピードで車をぶっ飛ばしながら、窓を開けて叫んでいる。

「おーい、大野はここだぜー」
春雄が居場所を伝えるも、大野は河川敷からは降りようとせずに春雄の影に隠れた。
大野の取ったこの行動に何か気付いた春雄。

「しんどくなったら逃げてこいよ、また妙ちくりんなゲーセンに連れてってやっからよ」

変化

「春雄ぉっ!オール1の通知表ってどう頑張れば取ることができるのっ!?罰としてPCエンジンは封印させてもらうわ」
無事家に帰り一学期の通知表を母・なみえに見せた春雄は、笑顔で逆エビ固めをかけられたのであった。

「どこでモチベーション上げてきたのかしら、ちゃんと授業も受けるし姿勢も良いし、顔付きも…」
萌美先生は大野の習い事に取り組む姿勢が変わったことに気付く。
夏休みが始まる日、それは大野の中で何かが変化した日でもあった。

まとめと感想

前半はPCエンジンネタで盛り上がり、後半は仲良しお出かけ恐怖体験からのほっこりエピソードでした。
少し現実離れした「がしゃどくろ」での体験。
このゲーセンだったんですね、アレの出処は。
夕焼けシーンは第2話最大の見所ではないでしょうか!
大野さんがビッグメンチカツを食べ終わると、春雄は紙袋をもらいましたね。
こういった、さりげない気遣いが春雄がモテる理由のひとつなんでしょうね。
そして極め付けの「靴」貸し。
こんな男前なことサラッとできる男子って、果たしてどれくらいいるのでしょうか?
おんぶは女性が恥ずかしがる、という可能性も考えられますからね。
自己犠牲の精神に美徳を感じる人は多いはずです。
男子諸君はこういった不測の事態にも柔軟に対応できるようになるために、普段から裸足で歩く練習をしておいた方が良いかもしれませんね。

前編に戻る


当サイトに関するご意見・ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。